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研究活動

研究プロジェクト

極域海氷の減少と藻類への影響

計画書

研究代表者
(所属)
鈴木石根(筑波大学教授)
研究関係者
(所属)
白岩善博(筑波大学教授)、稲葉一男(筑波大学教授)、和田茂樹(筑波大学助教授)、ピーター・ウイルソン(南フロリダ大学教授)、ベッツイ―・リード(カリフォルニア州立大学教授)、ラッセル・ヒル(メリーランド大学教授)
研究期間 2017年12月~2020年3月
研究概要

地球環境の変遷は北極や南極などの極域にその影響が顕在化している。北極では海氷が著しく減少し、南極ではラーセン氷河のC棚氷(四国と同じ面積)が南極海に遊離し、その環境に対する影響が懸念されている。

 このような海氷・氷山は、海水環境に淡水(真水)を供給すること、氷山下部に藻類の繁殖が伴うことが観測されており、そのバイオマス量・物質生産量とそのメカニズムの解明が喫緊の課題となっている。

 巨大な海氷の下部は藻類の光合成に必要な光の供給がなく、光合成生物である藻類がどのようなメカニズムでその物質生産性を維持しているのかは、海洋の影響を評価するうえで不可欠な情報であり、特に、極域における観測や、極域生物の採取、単離と培養実験等は単独の研究機関では行うことが困難で、その解明は多様な専門分野を結集して国際的な研究ネットワークで解決すべき大きなテーマである。

 本研究プロジェクトでは、日本とアメリカの研究者ネットワークを中心にしながらも、ドイツ、オ-ストラリアの海洋・極域研究所の研究者を含めて、当該課題に取り組むものである。筑波大学は、歴史的に質の高い藻類研究が、系統、分類、整理、生化学、分子生物学、海洋英退学、物質生産、大量培養によるバイオマス生産など、多様な専門分野でなされ(白岩、鈴木、濱、井上、石田、渡邉など)、下田臨海実験センターでは世界的に評価される質の高い海洋生物学、環境科学、分子生物学の研究が実施されてきている。一方、カリフォルニア州立大学研究者は海洋微細藻類のゲノム解析、環境適応の研究、メリーランド大学研究者は海洋微生物をはじめとする多様な海洋科学の実績があり、世界の海洋研究の中心である。また、タスマニア大学のIMAS研究者は世界第2の極域研究機関であり、世界最大のアルフレッドべーゲナー研究所の研究者(ドイツ)との連携の元に共同研究を行う。

 2018年2月に企画・実施予定のUSJIセミナーでは、上記の日米の研究者から講演者を選抜するとともに、アルフレッド・べーゲナー研究所の研究者(ドイツ)やタスマニア大学IMASからの研究者の参加も企画する予定である。

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