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研究活動

研究プロジェクト

顎顔面頭蓋分子発生生物学を基盤とした歯科・口腔医学トランスレーショナルリサーチ

計画書

研究代表者
(所属)
高橋一郎(九州大学)
研究関係者
(所属)
野中和明(九州大学)、森悦秀(九州大学)、寺尾文恵(九州大学)
研究期間 2012年4月~2013年3月
研究概要

 顔や口に表現型の現れる先天異常は、咀嚼、発音、呼吸、嚥下機能を障害し、患者の生命維持機能に影響を与えると同時に、特異的な顔貌を呈することから、社会的心理的活動に大きな影響を与え、患者の生活の質(quality of life: QOL)を著しく低下させる。顔面に表現型が現れる代表的な先天異常である口唇裂口蓋裂は、我が国では出生数500に対して1人、世界的にも700に1人と、世界で最も多い先天異常である。本研究では、口唇裂口蓋裂を含めた顔面・口腔に表現型の現れる種々の先天異常の発生のメカニズムを解明するとともに、再生医学を応用した口腔機能創建治療法を開発することを目指す。
 本研究では、分子発生生物学的研究を実施して顎顔面部、特に口唇や口蓋、あるいは歯の発生の分子基盤を解明するための基盤的研究を遂行すると同時に、骨置換材料を利用した口唇裂口蓋裂に伴う骨欠損の再生療法を開発するためのトランスレーショナルリサーチを実施する。これらによって、お互いに研究結果を補完し、基盤的研究の結果をトランスレーショナルリサーチに生かすとともに、トランスレーショナルリサーチにおける課題を基盤的研究により解明するレシプロカルな発展のプロセスを作り上げる。

報告書

研究代表者
(所属)
高橋一郎(九州大学)
研究関係者
(所属)
野中和明(九州大学)、森悦秀(九州大学)、寺尾文恵(九州大学)
研究期間 2012年4月~2013年3月
実績概要

 顔や口に表現型の現れる先天異常は、咀嚼、発音、呼吸、嚥下機能を障害し、患者の生命維持機能に影響を与えると同時に、特異的な顔貌を呈することから、社会的心理的活動に大きな影響を与え、患者の生活の質(quality of life: QOL)を著しく低下させる。本研究では、口唇裂口蓋裂を含めた顔面・口腔に表現型の現れる種々の先天異常の発生のメカニズムを解明するとともに、再生医学を応用した口腔機能創建治療法を開発することを目指す。このような目標の下、研究者の交流を図るため研究打ち合わせおよびセミナーを開催した。
 本年度は USJI week の期間中にこれまでの研究成果の一端と今後の展望を紹介し、National Institute of Dental and Craniofacial Research/National Institutes of Health(NIDCR/NIH)から、関連領域の研究者を招いて、セミナーを実施した。関係分野において原著論文を発表した。

活動内容・
研究成果

USJI seminar:開催地:Washington DC,
開催日:2012年9月10日
対象者:NIH 等の研究者ならびに USJI 参加者
イベントタイトル:Craniofacial Translational Research Based on Molecular Craniofacial Developmental Research
モデレーター: Operating Adviser, USJI 九州大学 高橋一郎、講演者:九州大学大学院歯学研究院教授 野中和明、Dr. Lillian Shum, Chief, NIHDCR/NIH,九州大学大学院歯学研究院助教 山座治義
研究成果
1. Ma L, Makino Y, Yamaza H, Akiyama K, Hoshino Y, Song G, Kukita T, Nonaka K,Shi S, Yamaza T. Cryopreserved dental pulp tissues of exfoliated deciduous teeth is a feasible stem cell resource for regenerative medicine. PLoS One.2012;7(12):e51777.
2. Fang J, Uchiumi T, Yagi M, Matsumoto S, Amamoto R, Takazaki S, Yamaza H,Nonaka K, Kang D. Dihydroorotate dehydrogenase is physically associated with the respiratory complex and its loss leads to mitochondrial dysfunction. Biosci Rep. 2012 Dec 7. [Epub ahead of print]
3. Ookuma YF, Kiyoshima T, Kobayashi I, Nagata K, Wada H, Fujiwara H, Yamaza H,Nonaka K, Sakai H. Multiple functional involvement of thymosin beta-4 in toothgerm development. Histochem Cell Biol. 2013 Feb;139(2):355-70.
4. Fang J, Uchiumi T, Yagi M, Matsumoto S, Amamoto R, Saito T, Takazaki S, Kanki T, Yamaza H, Nonaka K, Kang D. Protein instability and functional defects caused by mutations of dihydro-orotate dehydrogenase in Miller syndrome patients. BiosciRep. 2012 Dec;32(6):631-9.
5. Mizokami A, Yasutake Y, Gao J, Matsuda M, Takahashi I, Takeuchi H, Hirata M. Osteocalcin induces release of glucagon-like peptide-1 and thereby stimulates insulin secretion in mice. PLoS One. 2013;8(2):e57375.
6. Ioi H, Kang S, Shimomura T, Kim SS, Park SB, Son WS, Takahashi I. Effects of buccal corridors on smile esthetics in Japanese and Korean orthodontists and orthodontic patients. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2012 Oct;142(4):459-65.
7. Yoshihara M, Terajima M, Yanagita N, Hyakutake H, Kanomi R, Kitahara T, Takahashi I. Three-dimensional analysis of the pharyngeal airway morphology in growing Japanese girls with and without cleft lip and palate. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2012 Apr;141(4 Suppl):S92-101.

関連イベント
のURL

http://www.us-jpri.org/week/sep2012#event4

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