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研究活動

研究プロジェクト

顎顔面頭蓋分子発生生物学を基盤とした歯科・口腔医学トランスレーショナルリサーチと関連歯科医療の展開

計画書

研究代表者
(所属)
髙橋一郎(九州大学)
研究関係者
(所属)
森悦秀、野中和明、山座孝義、春山直人、寺尾文恵、吉崎恵悟(九州大学)
研究期間 2016年4月~2017年3月
研究概要

 顔や口に表現型の現れる先天異常は、咀嚼、発音、呼吸、嚥下機能を障害し、患者の生命維持機能に影響を与えると同時に、特異的な顔貌を呈することから社会的心理的活動に大きな影響を与え、患者の生活の質(quality of life: QOL)を著しく低下させる。顔面に表現型が現れる代表的な先天異常である口唇裂口蓋裂は、我が国では出生数500に対して1人、世界的にも700に1人と、世界で最も多い先天異常の1つである。この領域の研究者は、口唇裂口蓋裂を含めた顔面・口腔に表現型の現れる種々の先天異常の発生のメカニズムを解明するとともに、再生医学を応用した口腔機能創建治療法を開発することを目指している。
 本研究プロジェクトでは、分子発生生物学的研究を実施して顎顔面部、特に口唇や口蓋、あるいは歯の発生の分子基盤を解明するための基盤的研究を遂行すると同時に、骨置換材料や歯髄由来間葉系幹細胞を利用した口唇裂口蓋裂に伴う骨欠損の再生療法を開発するためのトランスレーショナルリサーチを実施する。これらによって、お互いに研究結果を補完し、基盤的研究の結果をトランスレーショナルリサーチに生かすとともに、トランスレーショナルリサーチにおける課題を基盤的研究により解明する双方向性の発展のプロセスを作り上げる。これらの研究活動を通じて、歯科医学研究の範囲にとどまらない国際交流ネットワークを構築することに貢献する。
 我々のグループの森らは、口唇裂口蓋裂治療が十分に提供されていないベトナムにおける歯科医療をボランティアとして提供してきた。しかしながら、術後に発症する不正咬合に対する治療は十分に提供されているとは言いがたい。本年度は、昨年度に開始した現状調査を継続し、その地域に必要な支援にはどのようなものがあるかについても検討を加えたい。

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